当ブログはアフィリエイト広告を一部利用しています。

【デジモンアドベンチャーtri.感想】選ばれし子どもたちが選ばれし大人たちになる物語2

デジモンアドベンチャーtri.第二章「決意」、感想をネタバレ全開で書いていきます!

 

今回はミミと丈の抱える問題がフォーカスされています。

かなり難しい問題ばかりで、一回目の視聴を終えた時は正直、「この雑な解決はなんだよ!」と憤っていました。

  • 誰も何も成長してない。
  • ご都合主義の安易なお涙頂戴。
  • こんなことで、子どもたちの心が晴れたのか?

一通り悶々としてから、冷静に二回目を観ると、180°感想がひっくり返りました。

  • 誰も彼もが、いつでも劇的な成長を遂げるわけじゃない。
  • むしろ現実に即した、リアリティ溢れる解決。
  • 「晴れの日ばかりじゃないから、たまに冷たい雨も降るけれど、傘広げよう」
  1. 泣きたいほどに、大人になっていく彼らを観ることができました。
    1. これはスルメ映画ですよ!
  2. 誰のための誠実さなのか
    1. でもそれは、裏を返せば、現実的であるということ。
    2. でも彼は、丈がいなければ進化もできない。
  3. これ、台詞回しがめっちゃ悪い!
    1. 「(ゴマモンと丈が育んできた友情には、過程や理由がたくさんあったはずだ。その信頼に足るゴマモンが、あなたを信じて戦って、あなたを待っているんだ。それに応えて戦うことに)理由が必要ですか?」
  4. 自分を「卑怯者」と称し、仲間に背を向け、相棒に不誠実な態度を取り続けた丈が、相棒に与えてやれる力が『誠実』なんですよ。
  5. 悪意も好意も真っ直ぐ受け取る純真
    1. ミミに関しては、来るべき時が来たなといった状況でした。
    2. 次いで、文化祭実行委員としてやろうとしていたことが、面と向かって他の実行委員に拒否され、糾弾され、一気に自信を失います。
  6. その兼ね合いを覚えていくのもまた、大人になるということなんでしょう。
  7. ここで、他の実行委員に受け入れられる方が、ご都合主義だわ。
    1. 今いる味方が、自分を励まそうとしてくれてる。
    2. おっぱい揺れすぎぃ!
    3. それとも我々の貢ぎが足りないのか、公式……!
  8. フルスピードで回り始めたストーリー
    1. 敵として姿を現したのは、デジモンカイザーこと一乗寺賢と、インペリアルドラモン。
  9. デジモンカイザーが本格的に、昔やったようなことを再度繰り返そうとするってことは、02で賢が経験した全てを無に帰すに等しいんですよ。
  10. かなり怪しいのは、やはり姫川マキ。

泣きたいほどに、大人になっていく彼らを観ることができました。

第二章は、物語の起承転結で言うと「承」の部分なので、かなりストーリーが緩やかで地味になっちゃって、私のように一回目の視聴で首傾げる人が多そうですが、

これはスルメ映画ですよ!

ファンには是非繰り返し観て頂きたい……きっと新しい発見ができる。

今回の映画では、デジモンたちは「究極進化」ができるようになるということで、アニメの新章や映画になると新しい進化の形を見せてくれる文化が踏襲されてて、嬉しく思います。

子どもたちが一皮むけて成長した時に、その心のパワーをもらって次の段階にデジモンたちが進化するのが、アニメ版でのお決まりでしたからね!

進む決意、戦う決意、変わる決意、変わらない決意。

まさに「決意」の物語。

 

誰のための誠実さなのか

第一章「再会」の時から伏線を張られていた、丈の「戦いたくない」問題。

太一の「正しい選択かどうかわからないから、戦いたくない」とは違って、丈の「戦いたくない」は、ひとえに「当事者になりたくない」です。

昔から理詰めで、杓子定規な考え方しかできなかった丈。

でもそれは、裏を返せば、現実的であるということ。

第一章の時にも書きましたが、丈は今回、大学受験を控える身です。

パートナーであるゴマモンと一緒に戦いに身を投じても、数学や化学の解がわかるようになるわけではないんです。

それが世界を救う戦いであろうと、褒美に大学の推薦枠をもらえるわけでもない。

街に被害が出ないように、ゴマモンに負担をかけないように、頭を使って体を使って必死に戦ったって、明日は全国一斉模試かもしれないんです。

昔は、理不尽に異世界に放り込まれて、どうすることもできなかったから、自分のため、ゴマモンのため、仲間のため、と戦うことを選択できた丈ですが、今回は話が違います。

「僕にはやらなきゃいけないことがたくさんある! 社会に出るために、大人になるために……! どうして僕らがやらなきゃいけないんだ……

子どもの頃は、その場の雰囲気や、必要に迫られて、もしくは英雄を気取りたくて、「one for all, all for one」を希望の言葉に掲げられていましたが、大人になろうとしている丈には、これが絶望の文句にしか見えない。

どうして僕が、世界の為に、自分の人生を犠牲にしなきゃいけないんだ? という彼の苦悩がよく表れていました。

慮ってくれるゴマモンに我慢を強いる日々に、自分でもどんどん愛想が尽きていきます。

ゴマモンの立場を考えると、非常に辛かったです。

ゴマモンは、選ばれし子どものパートナーです。

選ばれし子どもたちと一緒に、自分たちを、子どもたちを、世界を守るために戦うのが使命です。

でも彼は、丈がいなければ進化もできない。

戦えない自分の存在意義とは。しかし、信頼するパートナーの丈に無理強いしたいわけではない。それでも、戦うために在る自分の、今の立ち位置を考えてしまう。

他のデジモンが果敢に戦った姿を、周りが褒めているのを見て、ひとり(一匹)口をつむぐゴマモン。

これ以上丈が追い詰められていくのを見たくなくて、丈の下を去る決意をするゴマモンは、見てて悲しかったです。

その後、紆余曲折を経て、敵と思われる相手と、歯が立たないとわかりながら戦うゴマモンと、傍にいない丈。その状況に、ヒカリが動きます。

「今、ゴマモンが戦っています。丈先輩、理由が必要って言ってましたよね。ゴマモンと丈先輩が、パートナーであることに、理由が必要ですか?」

これ、台詞回しがめっちゃ悪い!

一回目観た時、「いやだから、丈はそれに理由を求めてるんだよ、ヒカリアホか」と思ってしまいました。

丈は現実的だから、「どういう基準で自分たちが選ばれて、どういう理由で戦わなければならないのか」という、納得できる解説が欲しいんですよ。

  • 「何故、もっとお気楽で、戦うことに熱心で、ゴマモンを傷つけないような人が選ばれなかったのか?」
  • 「自分は選ばれるに相応しくない」
  • 「どういう判定基準で自分が選ばれし子どもなのか、どういう条件で自分のパートナーがゴマモンなのか」

と思ってるわけですよ。

それを、ヒカリの言葉は、「運命だ! 選ばれたんだから戦え!」と言ってるように聞こえるでしょう。

でも多分ヒカリの言葉の真意は、違うんですよね。二回目を観て、はっとしました。

「(ゴマモンと丈が育んできた友情には、過程や理由がたくさんあったはずだ。その信頼に足るゴマモンが、あなたを信じて戦って、あなたを待っているんだ。それに応えて戦うことに)理由が必要ですか?」

これをくみ取ったからこそ、丈はゴマモンの下へ走り出したんだろうし、これをくみ取れなかったから、私は一回目( ゚Д゚)ハァ?ってなったんでしょう。

自分を「卑怯者」と称し、仲間に背を向け、相棒に不誠実な態度を取り続けた丈が、相棒に与えてやれる力が『誠実』なんですよ。

卑怯者を信じ続けたゴマモンが、ずっと誠実にしててくれましたもんね。

こんなん泣くわ。

 

悪意も好意も真っ直ぐ受け取る純真

ミミに関しては、来るべき時が来たなといった状況でした。

元々自分の感情や欲求に素直だったミミ。

海外暮らしを経たおかげで、自分の意見ははっきり述べ、やりたいことは我慢せず突っ走る性格に磨きがかかっています。

今回もみんなを温泉に引っ張っていったり、文化祭の実行委員長に立候補したりと、我が道を突き進んでいました。

そこに現れる、感染デジモン。

第一章でデジモンが悪く言われることに腹を立てていたミミは、マスコミのカメラが回っているのをいいことに、汚名返上とばかりにパルモンに戦いを指示します。光子郎に待機を指示されていたにも関わらず。

結果、戦闘の余波を受けたカメラクルーが負傷。世にはまた悪印象が広まります。

光子郎に「自己中心的な部分がある」と断じられて、身を振り返るミミ。

次いで、文化祭実行委員としてやろうとしていたことが、面と向かって他の実行委員に拒否され、糾弾され、一気に自信を失います。

「いいなって思うと、これがいいんだって、周りにとってもこれがいいんだって、思っちゃう節があって」

そうやって、周りの気持ちを引き上げたり、慎重な光子郎を引っ張ったりするのが、ミミの良いところだったはずなんです。

でもそれは見ようによっては、周りを無視しがちで、一方的で、自己中心的な振る舞いと取られかねないんですよね。

その兼ね合いを覚えていくのもまた、大人になるということなんでしょう。

結局、第二章はミミと多く行動していたメイメイこと望月芽心(もちづきめいこ)に受け入れられ、励まされ、ミミは明るさを取り戻します。

この解決法も、一回目に観た時は、「結局ミミの自己中を受け入れてくれるのは、身内だけってオチか」とがっかりしました。

糾弾してきた他の実行委員によって、自分の行動を鑑みたんだから、身内(仲間)じゃなく他の実行委員に受け入れられないと、結局ミミのやったことは自己中で終わってしまうのでは? これ、某有名な海賊漫画でもこんな展開があったので、この手の展開は個人的にかなり首を傾げます。

しかし、二回目になって、ちょっと現実目線で見ることができました。

ここで、他の実行委員に受け入れられる方が、ご都合主義だわ。

現実で、誰かに批判された時、簡単に他の人に賛同得られたりしないですよね。

高確率で自分の味方である、仲良しの友人や家族に、優しくて甘い慰めをもらって、立ち直ろうと努めますよね。

新しい誰かを味方に付けたりなんて、そんな革命家やものすごい勇者みたいなことできないんですよ。

今いる味方が、自分を励まそうとしてくれてる。

その気持ちを受け取って大事にして、妥協や諦めを覚えていくのだって、大人になる一歩ですよね。

ミミはそれを受け取れる、『純真』の力を持つ子ですから。

勿論、彼女をずっと信じて、彼女のために戦うパルモンだって。

ミミが間違ったことをしたって、責めもせず、怪我をしてでも彼女のために戦う一途さは、『純真』そのものですよね。

個人的に、リリモンが究極進化する時に、ミミが「まだまだぁー!!」って叫んで2人(1人と一匹)のカットインが入る演出がしぬほど好きです!

これ、丈とズドモンもやってほしかったなー! 他の子たちはあるんでしょうか?! 是非やってほしい!

 

デジモンお得意のかなりアホなギャグシーンは健在ですし、往年の常連デジモンやデジタルワールドの一端も見れて、今回もファンサービスは盛りだくさんでした!

特に、太一「(島根は)パソコンがないとこだよなあ?」ヤマト「何年前の話だよ!」の掛け合いはもう、ファンにはたまらない!

あと、毎度コラボTシャツだから販促なのはわかるんですけど、女たらしに成長しているらしいタケルくんの私服もうちょっとどうにかしてください、笑います。

それから、誰のとは言いませんけど、

おっぱい揺れすぎぃ!

今回スタッフは多分あの乳に全力込めたから、作画崩壊多すぎ&静止画もりもりだったんですよね……。映画とは思えないような作画崩壊&静止画の多さだったぞ……それでも何度でも金払って見ちゃうくらいには好きだけど……。そんなに製作スケジュールがタイトだったなら、延期しても怒らなかったよ……。

それとも我々の貢ぎが足りないのか、公式……!

円盤ではもうちょっと修正してください。金なら払う。

 

フルスピードで回り始めたストーリー

さて、大筋の物語は、遂に動き出します。

敵として姿を現したのは、デジモンカイザーこと一乗寺賢と、インペリアルドラモン。

思い切り怪しい風に描かれてますけど、第一章第二章と、ここまで「選ばれし子どもたち」の成長を丁寧に映してくれたスタッフさんたちが、デジモンカイザーを本格稼働させるわけがないと信じています。

だって賢は、もうデジモンファンは言わずともわかってると思いますけど、筆舌に尽くしがたい経験を経て、「選ばれし子ども」に戻ったんですよ。

デジモンカイザーが本格的に、昔やったようなことを再度繰り返そうとするってことは、02で賢が経験した全てを無に帰すに等しいんですよ。

彼が経験した痛みも、苦しみも、懺悔も、償いも、大輔や京から寄せてもらった信頼も、払拭してきた伊織やタケルやヒカリからの疑念も、涙も笑顔も、全部全部、無かったことにしてしまうってことなんですよ。

マジでそんなストーリーになったら、さすがにtri.を大批判します。

今のところ大絶賛ですけども。

かなり怪しいのは、やはり姫川マキ。

ラストのメイクーモンの問題のシーンで、一瞬映った口元が、歪んで笑っています。

何を隠しているのか、何を語っていないのか、何を企んでいるのか。今後動向に注意しなければならないのは、彼女でしょう。

インペリアルドラモンが出てるということは、大輔、少なくともブイモンは賢の傍にいるのかなと思いますが、02メンバーをどうにかしちゃったのが姫川マキだったりして……? 推測の域を出ませんが。

何はともあれ、続きが楽しみです。

ちらっと出てる第三章の予告では、パタモンが「さよなら、タケル」と言ってますし、一乗寺賢の例の姿に驚きや戸惑いを隠せない他メンバーを差し置いて既に憎悪を募らせている雰囲気のタケル。

自分の見えたものを誰かに伝えるということに、わずかな影が差しつつあるヒカリ。

今のところ何の問題も抱えていなさそうな空や光子郎。

相変わらず冷戦状態のヤマトと太一。

今後どんな風に「暗黒を知り、越えていく」のか、非常に見ものです。

アニメは追いかけてましたけど、デジモンのゲーム等は全然触ったことないので、みんなの究極進化後の姿も気になります。

早く第三章見てぇなあ!

BD買います。

タイトルとURLをコピーしました