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【デジモンアドベンチャーtri.感想】選ばれし子どもたちが選ばれし大人たちになる物語

デジモンアドベンチャーtri.を三回観たので、ネタバレ全開で感想を書いていきます。

 

全六章構成の映画の第一章が公開されただけなので、まだ物語がどう転ぶかわかりませんが、tri.の方向性は完璧だと思います。

放送当時、親や頼れる大人のいないところでの子供たちの精神的成長や、家族の抱える問題と向き合う姿などが話題となり、子供向けアニメにも関わらず一緒に泣く大人も大勢いたと言われてるデジモンアドベンチャー(以下、「無印」)

続編に当たるti.のテーマは、恐らく「大人になること」「戦うことの意義」だと思います。

第一章は太一の精神的な成長がかなりフォーカスされていました。

デジモンたちの戦闘で、街に、誰かに、被害が出てしまうという現実を目の当たりにして、躊躇してしまう。

太一はメイン登場人物である「選ばれし子どもたち」の中でもリーダー格です。

子どもたちはそれぞれ、自らの性質を表す紋章を持っていますが、中でも太一の紋章は「勇気」。

恐れることがあっても、失敗することがあっても、転ぶたびに立ち上がり、先陣切ってみんなの前に出る。そういう強さが彼の持ち味だったわけです。

それが今回は、突如お台場に出現したクワガーモンが、街の至る所に爪痕を残していることに目が向いてしまった太一。

いつものようにパートナーであるアグモンに進化してもらって戦ってもらいますが、この「戦う」という選択が正しいのかどうか悩み始めてしまいます。

良いか悪いか、自分の行動が周りにどういう影響を与えるか。そんなことは考えず、ただひたむきに自分にできる、自分にとって最善の選択を、躊躇うことなく選んでいた無印時代。

大人になりかけている彼には、昔見えなかったもの、見ようとしたことがなかったことに目がいくようになり、「勇気」の使い方が間違っていないか自問し始めます。

また、無印の正当な続編であり、無印とtri.の間にある02の中でも少し描写がありますが、幼馴染であり同じ「選ばれし子どもたち」である空が、同じく幼馴染兼「選ばれし子どもたち」であるヤマトと親しくしているのを、太一は複雑な表情で見守っています。

太一にとってはどちらも本当に大事な友人ですが、幼い頃からずっと一緒だった空に対して恋愛感情が皆無ということもないでしょう。思春期の難しいところです。

そうして結局、ヤマトと空が仲良くしているところに、変に気を遣って入っていけない太一、の図式が、tri.作中で何度も描かれます。

その昔、無印時代だったら、気にせず3人で談笑を始めただろうに。

この太一のtri.における「大人になろうとしている」心の揺れ具合は、無印の続編として相応しいテーマ選びだったと思います。

  • 「勇気」を司る太一だからこそ、その「勇気」の使い方に苦悩する。
  • みんなを引っ張っていたリーダーだからこそ、全員に平等で、どこか孤独を感じる。

無印を知るファンが大好きだった太一だからこそぶつかった壁、という感じがしっかり出ていて、切ないながらも納得できるつくりになっていました。

また、そんな太一に発破をかけて連れ戻すのは、やはりヤマト。

無印時代何度この2人の喧嘩を見て切なくなり、何度この2人の信頼関係に感銘を受けたことか。

無印時代は、メンタル的に非常に不安定で、すぐ感情的に道を間違えるヤマトを引き戻すのが、太一の役割でもありました。

それがtri.では逆転。

「戦うこと」に躊躇い、戸惑い、立ち尽くす太一に、「何もしないなら、結局逃げてるだけじゃねーかよ!」と叱り飛ばすヤマトの姿に、無印時代の出来事は彼の成長の糧となっていたのだと、泣きそうになりました。

「逃げているだけだ」と太一を断じるヤマトの姿に、「無印の挿入歌にも『逃げたり諦めることは誰も一瞬あればできるから歩き続けよう』とあるのに、何故ヤマトは太一を非難するだけなのか」という感想を述べている人をお見かけしましたが、それは違う。

ヤマトは太一が立ち止まっても、見捨てはしなかった。

太一の懊悩する言葉をいくつ聞いても、「太一、オメガモンだ!」と共に戦うことを訴えかけた。

(※オメガモンは、太一とヤマトが心をひとつにして、アグモンとガブモンが合体進化した姿です)

ヤマトのあの姿は、非難して見捨ててるんじゃなくて、信頼しているからこそ発破かけて奮起させようとしていたのでしょう。

口下手なのは、ガブモンと同じく、昔から変わらないんですよ。

私は、「何もしないなら、黙ってそこで見てろ」って、ヤマトが太一を見捨てるんじゃないかと思ってたんだよ。ありがとう、ヤマト。太一を最後まで信じてくれて。

 

それから、毎度毎度時期的に受験の年に、戦うことを余儀なくされる丈先輩。

真面目で一本気で勉強勉強言ってる丈ですが、今回ばかりは大真面目にまずい時期です。

代々医者の家系であり、優秀な兄たちも揃って医者になっている家の末っ子で、tri.作中では大学受験前です。

しかも成績は芳しくない。

具体的なやり取りは明示されませんでしたが、地球の平和のために戦ってほしいという申し出を突っ撥ねている丈の姿が1シーン描写されていました。

彼にとっては、人生を左右する時期です。地球や世界のために戦ったって、大学の推薦枠がもらえるわけではないし、関数や漢文が解けるようになるわけではないんです。

久しぶりに集合した「選ばれし子どもたち」の前で、「みんなに話しておきたいことがあるんだ」と丈が言うシーンがありますが、その場は太一とヤマトの喧嘩でお流れになります。

機を逸してしまいましたが、恐らくあの場で丈は「今回は自分は戦わない」と宣言するつもりだったんでしょう。

第一章は太一の苦悩に焦点が当たっていたので、丈の問題は第二章以降に浮上してくるんじゃないかと推測しています。

世界のために自分をないがしろにするか、自分のために世界を見捨てるか。

こんなことを天秤にかけるようになったのも、丈が「大人になろうとしている」からではないかと思います。

また、少ない描写ですが、ヒカリちゃんがクワガーモンの襲来をいち早く察知していた描写があります。

幼い頃なら、誤解や非難を恐れることなく、「見えた」と言っていたことでしょう。

不思議ちゃん、電波っぽい、と思われがちなヒカリですが、その実、見えたことや感じたことを素直に口に出す子供だったとも言えます。

しかし、tri.での彼女は違う。

大好きで信頼している兄にすら、クワガーモンを見かけたことを伝えられない。

口を開きかけるけれども、言葉を止める。

周りが見えないものを「見える」というのは、やはり異常だと受け取られかねないことです。

ヒカリは成長の過程でそういうことを理解してしまったんでしょう。

彼女もまた、こうやって「大人になって」いくんですね。

 

太一は「ヤマトは変わらないな」と自分がだけが変わってしまうことに、恐れを抱いています。

ヤマトは「みんな変わっていくのかな」と周りが昔とは違ってしまうことに、不安を感じています。

デジモンが暴れたニュースを消して、何かを振り切るように勉強を始める丈の姿は、あの頃とは状況が違うと自分に言い聞かせているようです。

「大人になること」「戦うことの意義」。

かつて子どもたちが頼れる大人がいないところで人知れず成長していった物語の続編が、子どもが大人になることへの戸惑いと苦悩を描く物語になったことを、私は嬉しく思います。

 

これはきっと、無印を同世代頃に見て育ったファンの我々が、何年か前に乗り越えてきたところの物語。

子どもは子どもで考えていたこともあるけど、大人になったら目を向けられるようになったものもある。それは悪いことじゃない。というのは、私たちが経験して乗り越えてきた成長の教訓です。

全六章が終わったら、太一たちはきっと、私たちがいるところまで駆け上がってきてくれるんです。

大人になった私たちが、昔の自分たちへエールを送るのが、tri.で太一たちの成長を見守るということだと思います。

まだ階段の下の方にいる、私たちの大好きなみんなが、私たちと同じ段まで登ってきてくれるのを、待ち望む物語が、tri.なんだ。

がんばれ、みんな。未来で待ってるよ。

 

 

唯一難点を言うなら、太一が戦いに躊躇する描写が浅すぎた。

自分がクワガーモンを煽ったり誘導したりして、そのせいで街が人が傷ついていくのを目の当たりにしたなら、太一の悩みに納得しやすかったのに。

クワガーモンが暴れただけで、どうして「自分が戦えば街に被害が」と考えるようになったのか。

大人になって、先見性が出た、危機管理ができるようになった、と見れば納得できなくもないけど、ここをもう少し掘り下げて丁寧に描いてくれてれば、パーフェクトだったかなと思います。

デジモンの進化シーンは必見。

進化シーンのせいでテンポが悪くなったっていうお声をチラホラ見かけましたが、デジモンの進化シーンは無印時代からの様式美、もっと言うならセーラームーンや特撮ものに始まる「変身もの」の様式美。

我々が大好きで、テレビにかじりついて見ていたあの頃の様式美を、テンポが少々悪くなってもきちんと入れてくれたことに、我々は制作者陣からの愛を感じるべきでしょう。

それから、「太一とヤマトが完全にBL」と嫌悪感を露わにしている人が一部いましたが、腐女子の私に言わせれば、

無印時代の方がBL的には美味しかった。

tri.の描写がそう見えるのは、私たちが大人になる過程で色んな世界を知ってしまったからです。

端的に言えば、心が汚れたから、そう見えるんだ。

私は腐女子ですけど、何回tri.視聴しても、「うわ~~~太一とヤマトの友情ほんと泣けるよ~~~これぞ女子が入り込めない男子の友情だよ~~~」としか思えませんでした。

 

何はともあれ、既に第二章が待ち遠しい!

02メンバーや、「情報局」と名乗る人たちの魂胆や、「選ばれし子どもたち」のぶつかった壁も、どう展開していくのか、楽しみにしています。

まずは上映映画館を増やしてもらうために、公式に貢ぐしかない。

 

 

 

以下は、視聴しながらざっくりメモした感想。

割と箇条書きが多い&シーン説明は少な目なので、観た人用かもしれない。

  • 冒頭の平田さんのナレーション。「原始、宇宙には魂の無い創り手・デミウルゴスと、世界の真の姿であるイデア、混沌として形を持たない魂のみがあった。デミウルゴスは、自らを生み出しし存在を知らず。魂を知らず。イデアを知らず。其(祖?)が生み出しし世界は、真の世界の影に過ぎず」デジモンの統一ルールとして、平田さんのナレは、「タケルが小説家になって書き上げた、デジタルワールドでの冒険を記した小説の一説」ということになってたはずです。多分六章構成の映画の重要な前振りなんでしょう。とりあえず、第一章では全く触れられなかった(デミウルゴスもイデアも出なかった)
  • 冒頭から停電。デジモンで停電&電気系統故障はフラグ。
  • 02メンバーが倒れていく様が映る。一章では全く触れられなかったけど、何かのフラグか?
  • みんなが持ってるデジヴァイスがちっちゃくて、すごい成長を感じる……! 小学生の時は、手の中からこぼれそうなほどおっきかったのにね。
  • 本編と現実の時間軸設定ちゃんとしてるから、太一たちが高校生ということは、ファンの私たちも高校生とかだった時だから、ガラケーが一般的な時代か。
  • ヤマトと空が会話してるところ見かけて、一回立ち止まるけどスルーしようとする太一の姿に、年月を感じさせられる……。小学生の時だったら絶対、「何の話してんだぁ?」って入っていってたよね。
  • ヤマトのバンドについて、「太一はどう思ってるか」って02ではあんまり掘り下げられてなかったけど、今回は描いてくれてて嬉しい。馬鹿にはしてないけど、未だに「あの」ヤマトがバンドやってることに慣れてない感じ可愛い。
  • 「それ」「ん」で通じる太一とヤマトの友情ほんと……。ここでふざける太一とそれに怒るヤマトほんと……。ちょっと違和感あったのは、ヤマトってこんな暴力的だったっけ? ってとこなんだけど、まあ太一相手だから手も出るわな。
  • 進路に悩む太一。遠くてなかなか行けない場所の友達の話をして、「語学の勉強をしたらどうだ?」って先生に返される。02エンディングで示されていた、太一の外交官就職。これが外交官へのフラグか……!
  • 正体判明してないデジモン一匹出てくるんですよ。旅人風? マントをかぶったデジモンですが、何者だろう。
  • アメリカのミミちゃんが日本に帰ってくるとのことで、飛行機代を請求される太一(笑)アメリカと日本間の飛行機って、こんなに高いの……。淡々と値段を調べる光子郎が相変わらずで可愛い。
  • ・タケル君の「兄貴」呼びに驚きを隠せない。
  • ヒカリちゃんの「友達って、女の子? ……へぇ、タケル君モテるんだぁ」に含みを感じて仕方ない……。嫌な意味じゃなくて、この子は自分の魅力とタケルの気持ちがわかってて、ヤキモチではなく優越感を感じてるのか? それともタケルの「お兄ちゃん一番」がわかってるのか?
  • 年下組が一番大人びた恋愛する感じたまらん。
  • やはり最初に異変に気づくのはヒカリちゃん。しかし今回はいつものように妙なことを口走らない辺り、成長を感じる。
  • 丈先輩今回かなりきつい役回りになりそうだなあ。
  • 本編デジモンのラストって、「one for all, all for one」(1人はみんなの為に、みんなは1人のために)がキーワードだったんですけど、この言葉が希望じゃなくて絶望を携えてのしかかってきてるのが、今回の丈先輩。
  • 情報局のディスプレイに一瞬映るのが、選ばれし子供たちの位置管理。経度と緯度で表示されてる。本宮大輔と、火田伊織(と、恐らく一乗寺賢も)は「unknown」になってるのが確認できた。
  • 02メンバーは既に敵に接触されてるのか。倒れていく冒頭の02メンバーの映像を思い出す。
  • 大好きなお兄ちゃんにすら、クワガーモンを見たことを打ち明けられないヒカリちゃんが、切ない……。小中で、あの不思議発言を改める何かがあったのかなと邪推してしまう。こうしてみんな大人になっていくんだなあ。
  • 空を自分のサッカーの試合に誘おうとして、ライブに招待してたヤマトに張り合ってることに気づいて、メールの文章を消す太一が切ない……。昔はそんなこと気にしなかったろうにね。
  • 優しい空ちゃんは、ヤマトの誘いも太一の誘いも無碍にしない。空ちゃんのこの、母親的「愛情」が、太一には辛いんだろうな。それでも、移動時間を考えて、「何で私がこんなに悩まなきゃいけないの?! もういい、どっちも行かない!」と一度1人で愚痴る空ちゃん。「抱え込みすぎない」選択が彼女の中に増えていることに、感動した。デジタルワールドでの冒険は、彼女の中に息づいている……。
  • 光子郎君の天然ボケというか、コミュ障的会話の空気の読めなさ、健在です。
  • タケルの私服カッコイイ。1日目。
  • タケルって恋人作ってるんじゃなくて、良い意味で「利用できる女友達」増やしてるだけなんだろうなと心底思う。
  • そして、異変があると真っ先に太一に電話かけるヤマトさんは、さすが「友情」の子だし、太一がみんなのリーダーだって認めてるんだよなって思う。
  • 今回の命題は、「戦うということ」。昔は何の躊躇もしなかったそれが、もしかしたら誰かを傷つけてるかもしれないということに、太一は悩みだす。
  • これ、悪くはないというか、大人になりつつある太一のかなり重要なターニングポイントだと思うんだけど、演出があと一歩! 崩れた道路や、壊れた橋を見て太一が悩むんだけど、この時点ではまだ、「クワガーモンが暴れただけ」でこの被害なんだよな。
  • 太一がクワガーモンをどうにかするために、煽ったり誘導したりして被害が出てれば良かった! そうしたら「戦うことに躊躇する」理由がわかりやすいのに。
  • そして結局1人ではどうしようもないことを痛感して、アグモンがいないと戦えないことに気づく。
  • これを踏まえていたら、アグモンに戦わせてるのは自分なんだから、もっと考えないといけないんだ……、っていう悩み方にも納得ができるのにな。なまじ、クワガーモンが暴れてるところに太一が来て被害を見て悩んでるから、ヤマトの後半での「何もしないなら、逃げてるのと一緒だろ!!」に視聴者が納得してしまうんですが。tri.カッコイイし、テーマの選び方も良かったし、昔からの地続きでやってくれて本当に嬉しいんだけど、ここだけが唯一心残り。
  • 進化シーンマジ可愛いしカッコイイやばい。この演出考えた人神だろ。そして進化後のデジモンがポーズ付けるところ、ゲームっぽくて好き。
  • 人間の作画雑なとこ多いのに、デジモンの作画は一度も崩れることなく神すぎるので、スタッフさんたちが本当にこの映画の重要な要素を大事にしてくれてるのがわかって嬉しい。
  • 戦闘シーンの作画やばすぎやろ……。
  • 情報局と名乗る人たちが、選ばれし子供たちを見張ってて、支援してくれる。
  • ゲンナイさんの指示もあるとのことですが、本当に純粋にそれだけが目的なのかなあ。
  • 割と子供たちも大人になってきたし、アニメの作り方が昔と変わってきてるからか、「ここ台詞ないんか……!」という余韻を残したつくりなんですけど、ファン的には、「これグレイモンが『太一は絶対に守る……!』って言ってる……」って感じるシーンとかが多くて、泣きそう。
  • 太一が1人で孤独に負けそうな時に、現れる仲間たち。ここで「セブン」流すかよーーー! 卑怯だぞスタッフーーー!
  • 「少し変わった景色の中で、特別じゃない強さを知った。泣いたって、笑ったって、変わらないものがある。だから信じた手と手をつないで歩いてく」歌詞思い出したら泣くしかない。
  • 丈先輩闇落ちしそうだけど、ゴマモンが傍にいるから大丈夫だと信じたい。
  • cv.細谷の「太一!」が、しぬほどcv.風間の「太一!」に激似で、これひとつとっても、子供たちの中で唯一ヤマトだけが昔と変わってない感じが出てて、苦しい。
  • 今や超大御所になった櫻井さんの、ギャグキャラ的関西弁が聞けるのは、デジモンだけ!
  • パタモンは天使です(二重の意味で)
  • タケルの肩に乗ってるパタモンマジ可愛すぎる
  • 太一がここの空港の被害を見て初めて、クワガーモンを1人で追ってた時のことを思い出して悩んでれば、太一の悩みに深みが出るから、そういう演出でも良かった。
  • ミミちゃんの「男子をからかう」感と、光子郎の「勝手に意識してる」感最高すぎる……。光ミミ尊い……。二年生組と四年生組のカップル感は素敵。
  • あああー……。みんなを見捨て、世界を見捨て、自分の人生を優先させようとしている(予想)丈先輩のとこに、このタイミングでゴマモンが来てくれるのは、唯一の救い。
  • ヤマトの優しさや気遣いを邪険にする太一の姿が、かつてないほど追い詰められている感じを出している。ヤマトが太一を邪険にしたことはかつて数あれど、逆は一度も無かったのになあ。
  • 新キャラめいこちゃん、太一に片思いする感じなのかなあ。何か意識してる節があるのは、同じ選ばれし子供だから? それとも、男の子として? 空ちゃんがヤマトのところにいくからには、太一には太一が好きになれる子と幸せになってほしいです。
  • ようやく全員そろって、「僕もみんなに話がしたかったから」っていう丈先輩。
  • この話、結局最後までできてないんだよなあ……。予想では、今回は参戦しないって意思表明なんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。
  • そしてここで爆撃ですよ。丈先輩に、彼女!!タケルの「相手、人間?」のコメントひどすぎるwww
  • 遂に決裂する太一とヤマト。この二人が決裂するの、何だかんだで約15年ぶり(ファン視点)ですよ! 本編の四天王関連の時以来! 映画や02の時は、友情確立されてて、全然対立もしなかったのに。
  • ヤマトは自分を変えた太一を尊敬してすごく買ってるところがあって、だからこそ自分の敬愛してる理想の太一で居続けてくれないことに、ものすごい不安と焦りを感じてるんじゃないかな。
  • ずっとみんなを牽引し続けてきて、リーダー足り得た太一は、初めてと言っていいほど、自分のことで手一杯で、それどころじゃないんだよな。
  • 何らかの原因で暴走している「感染デジモン」昔から繰り返されるデジモンとデジタルワールドの問題に対処する「情報局」組織的な研究を行う機関に、情報提供する「ゲンナイ」協力を要請される「選ばれし子供たち」
  • これらを太一とヤマトに伝えた後、「例の件、子供たちに伝えました」と上司に報告している情報局の西島先生に、一抹の恐怖を感じる
  • 光子郎のオシャレ着せ替えソフトほしい……! 色と服を入力したら、自分に合うかどうかわかるんだぜ……。光子郎は確実に選ばれし子供たちの中で、一番金持ちになる。まあ嫁さん(ミミちゃん)金かかりそうだしな。パタモンの「テントモン、泣かないで」は今回最大の萌えポイント
  • ヤマトの不安は「太一やみんなが変わっていくこと」太一の不安は「変わっていく俺は間違っているのか」で、論点としては一緒な辺り、この2人の友情はやばいなと思う。
  • タケルが書き込んだSNS? は何なんだろう。選ばれし子供たちコミュみたいなやつか?
  • タケルの私服どうにかしてくれ……(2日目)あの1日目のカッコよさはどこへ……? 1日目はお兄ちゃんのライブだからおめかししてたの??
  • ガブモンは細かいこと言わないけど、ヤマトが太一と話をしたがってることをわかってる。いつだってヤマトの背中を押してくれるのは、太一とガブモン。
  • 太一とヤマト二人きりで観覧車(真顔)可愛すぎかよ、こいつら……。「昔とは違うんだ」という太一の言葉は、この映画のキーワード。
  • 戦うことを迷う太一に、「何もしないなら、逃げてんのと一緒だろ」と断じるヤマト。
  • いつだって誰より先んじて「勇気」を示していた太一の姿が、切ない。
  • 観覧車の中での太一の悩みや迷いを聞いていたのに、ヤマトはまだ「太一! オメガモンだ!」と一緒に戦うことを訴える。「何もしないなら、結局逃げてるだけじゃねーかよ!」と発破をかける。
  • 私は、「何もしないなら、そこで見てろ!」ってヤマトが太一を見捨てるかと思ったよ……。ヤマト、おまえ本当に変わんねえな……。太一の口から何聞いたって、太一のこと信頼してるんだな……。見ててこっちが泣きそうだよ。
  • そして、ヤマトが伸ばしてきた腕に、昔ヤマトが震える自分の手を握ってくれたことを思い出す太一。
  • あああああ、もう!!ファンとしてはここが一番泣きそうになった!!
  • 「オレが逃げ出さないように、手を握っててくれ」「おまえこそ」のやりとりが、あの日の太一にどれだけの勇気を与えてくれたか、太一は忘れてないんだよ!!
  • ここでオーケストラ版「Brave heart」流すスタッフわかりすぎてて、感涙。「逃げたり諦めることは、誰も一瞬あればできるから、歩き続けよう。君にしかできないことがある青い地球に、光がなくせぬように」
  • そして、あの日を彷彿とさせるように、吹き飛ばされそうになった太一をつかまえるヤマト。
  • ここでヤマトだけ笑いかけて、太一が笑えないのが、太一の苦悩を表しているようで辛いな……。
  • めいこちゃんの「だんだん」みんなの不思議そうな顔映るけど、ヤマ・タケはわかるだろ……! 島根にパソコンなんかあるわけないじゃん!
  • EDロールで情報局の謎の女の名前覚えたぞ。姫川マキ。
  • 「逃げなかったことだけは、認めてやる」未だわだかまりが残ったままでも、ちゃんとこれを言えるヤマトに成長を感じるし、黙ったままの太一が切ないな。
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