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永遠の命題「似合うメイク」について考える

最近こんな質問を頂きました。


黒河さんは“自分に似合うメイク”の条件ってなんだと思いますか?同じメイクをしても似合う人、似合わない人がいますがどういう差でそう思うんだと思いますか?
メイクは“自分のなりたい自分”に近づける自由なものですし、TPOに合わせることも大事で必ずしも“似合うメイク”が良いとは思いません。ただ最近、今のメイクは自分に似合っているのだろうか…と考える機会が多いので黒河さんの考えを伺いたいです。


  1. これはもう、一番難しい問題で、永遠の命題ですよね!
  2. 「そぐうメイク」と「なりたい顔になるメイク」のギャップ
  3. その人の顔立ちや肌の色、肌質に合わせて、「そぐうメイク」の知識や技術は、確かに存在します。
  4. でも、必ずしもその自分の顔立ちに合うメイクの手法が、私たちの「なりたい顔」とは一致しないんですよね。
  5. 「似合うメイク」は錬金術で創る
  6. 憧れてる「なりたい顔になるメイク」と、自分の実際の顔立ちに「そぐうメイク」の境界線上や、落としどころが、本当の「似合うメイク」
  7. 「そぐうメイク」って基本素材と、「なりたい顔」って進化素材を合成したら、「似合うメイク」ができるんだ!
  8. メイクは変わるもの。だから永遠の命題。
  9. 年齢や人生の段階で、求められるメイクや求めるメイクも変わります。
  10. 純粋に、好きな服の傾向やハマるジャンルが変わるみたいに、したいメイクも変わると思いますし!
  11. だから、基本の理論や技術も大事だし、勿論願望や憧れも大事!
  12. 「そぐうメイク」のアドバイスが基本の仕事で、主命とあらば「落としどころ」を一緒に探すお手伝いができます。
  13. 自分だけだと、「どうせこれは似合わない」とか「やっても無駄だろうな」って最初から決めつけてることもあるかもしれないですから。

これはもう、一番難しい問題で、永遠の命題ですよね!

ちょっと今日はこれに関して、私の考えをつらつらと。

 

「そぐうメイク」と「なりたい顔になるメイク」のギャップ

「似合うメイク」っていうのは、ある程度体系としてはあるんですよね。

それこそ、長年の色んな化粧品メーカーさんだとか、色彩を研究してる人とか、顔の造形に付いて研究してる人たちが、積み上げてきた統計や研究があります。

その人の顔立ちや肌の色、肌質に合わせて、「そぐうメイク」の知識や技術は、確かに存在します。

この色を使った方が元の個性が引き立つとか、こういうラインの引き方の方が元のパーツが華やぐとか、このアイテムの方が元の肌に合ってるとか。

でも、必ずしもその自分の顔立ちに合うメイクの手法が、私たちの「なりたい顔」とは一致しないんですよね。

薄い本作る時だって、

  • 私のこの絵柄ならこういう装丁が一番いいかな
  • 私の作風なら、こういう表紙が雰囲気出るかな

みたいなのあるけど、やってみたい装丁や憧れてる雰囲気とは違ったりするじゃん?!

もっと単純に、理想の絵柄・作風と、現実問題自分が描ける・書けるものってのも違うよね……(絶望)

メイクも一緒で、こうした方が顔立ちにそぐうとか、こうすると肌に合ってるとか、そういうのはたくさんの理論があるんですけど、それが絶対自分の「なりたい顔」に仕上がるかっていうと、そんなことは無いんですよね。

望んでない自分を、お仕着せのメイクを、似合うって言われるのは、何か違う。

かといって、好き勝手やったメイクで、実際周りからは「変だな」って思われるのも辛い。

そういう意味で、「似合うメイク」って結構難しい問題です。

 

「似合うメイク」は錬金術で創る

結論から言うと、個人的には、

憧れてる「なりたい顔になるメイク」と、自分の実際の顔立ちに「そぐうメイク」の境界線上や、落としどころが、本当の「似合うメイク」

なんじゃないかと思ってます。

こうすべきって理論を押し付けられても、私のなりたい顔じゃない! って納得できなかったり、逆になりたい顔に近づけようとメイクしても、私には合ってなくて、ちぐはぐな印象になってしまう、って葛藤が起こる時もあるでしょう。

そういうせめぎあいの中で、「私の顔でこういう雰囲気を作るなら、このメイク」って自分で納得できるラインが、「似合うメイク」なんじゃないでしょうか。

「そぐうメイク」って基本素材と、「なりたい顔」って進化素材を合成したら、「似合うメイク」ができるんだ!

「似合うメイク」は錬金&合成するものだ!

その人の顔立ちを生かしつつ、なりたい自分に近づけるもの。

背伸びして過剰にする必要はないし、逆にマニュアル通りにしてなりたい自分を諦める必要もなくて、「落としどころを自分に作ってあげるもの。

それが「似合うメイク」の本質なのかなと思います。

だから、「似合うよ」って言われたからって、嫌なメイクを続けることないです。

逆に、自分でも「似合ってるかな?」って不安なのに、好きなメイクだからって固執しなくてもいいです。

ちょっとずつ手探りで、自分の中で納得できるラインを見つけるのが一番だと思います。

バトル漫画で問われる正義や勝者のように、絶対に白黒つける必要はまったく無くて、譲れるところと譲れないところの境界線を見つけるのが大事だと思います。

 

メイクは変わるもの。だから永遠の命題。

「似合うメイク」は錬金するって書きましたけど、組み合わせる素材が変わったら勿論出来上がるものも変わります。

「なりたい顔」って、結構ころころ変わったりするんですよね。

年齢や人生の段階で、求められるメイクや求めるメイクも変わります。

友達と遊ぶ時になりたい顔、企業や上司に見せるためのなりたい顔、パートナーのご家族に会う時に見せたい顔とか、色々違いますし。

TPOを考えると、いつもギャルっぽい派手なメイクするわけにもいかない。それがどんなに好きなメイクでも。

純粋に、好きな服の傾向やハマるジャンルが変わるみたいに、したいメイクも変わると思いますし!

顔立ちはそうそう変わりませんけど、肌質とか顔の悩みとかは年々変わっていきます。

隠したい場所増えたとか、昔ほど油が出なくなって乾燥してきたとか。

だから、「そぐうメイク」も、ちょっとずつ変わったりするんですよ。

だから、基本の理論や技術も大事だし、勿論願望や憧れも大事!

何のために化粧するんだ! 自分のためだ! なりたい自分に近づけるためだ!

 

それ考えたら、「似合うメイク」って、延々手探りしてなきゃいけないのかもしれない。めんどくせーな。

めんどくせーなと思った方は、どうぞお近くの長谷部まで

カウンターにいるBAの仕事は皆さんの「なりたい」や「キレイ」を叶えることです。

「そぐうメイク」のアドバイスが基本の仕事で、主命とあらば「落としどころ」を一緒に探すお手伝いができます。

なかなか1人では手探りも大変ですし、似合ってるかどうか不安に思うこともあると思うので、専門知識のある良き隣人を上手く活用してください。

何なら、お試し感覚で、普段望んでもないような「なりたい」イメージを伝えて、BAさんにアドバイスしてもらうのも、新しい自分を提案されて勉強になると思います。

私はカッコイイメイクばっかりしたがってたんですけど、BAさんにセクシーメイクしてもらって、「私ってこんなメイクも似合うんだ?!」ってなったことがあります。

自分だけだと、「どうせこれは似合わない」とか「やっても無駄だろうな」って最初から決めつけてることもあるかもしれないですから。

友人やご家族に、メイクした自分を偽りなく評価してもらうのもいいかもしれない。

名探偵には助手も必要だし、隠棲の錬金術師には妖精も必要です。何かを探求する人には、違う視点から口を出してくれる相棒がいるもんだ。

 

メイクが楽しくなってきた人にとっては、永遠の命題かもしれない「似合うメイク」。

前向きに楽観的に、「なりたい自分」を錬金するために色んな組み合わせを考えるものだと捉えてもらったらと思います。

 

理論的な面で、「そぐう色」に困ってらっしゃる方は、こっちも参考にしてもらったらと思います。

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